システムエンジニアに求められるスキル

システムエンジニアには、専門性の高い技術力以外にコミュニケーション能力や問題解決能力が求められる。チームプロジェクトの際に、その専門性を活かした能力を発揮するだろうシステムエンジニアだが、プロジェクトにはさまざまな分野の人が参加する。その専門性の高さから理解が難しい場面も出てくるが、そうした人たちにもわかるように伝えられることこそが真に専門性が高いと言えるだろう。しかし、これはそう簡単なことでもないので、普段からのコミュニケーションが大切となってくる。内容は難しいもののこの人の話は聞きたいといった関係が作れると、プロジェクトの進行もスムーズになるだろう。クライアントとのやり取りでも要求をかみ砕き、すり合わせていくことは専門性が高いだけでは難しく、やり取りの中で信頼関係を築くコミュニケーションが求められる。
また、問題解決能力も必要だ。この問題解決能力は単に問題を解決するだけにとどまらず、問題を見つけることも含まれる。問題が起こらないことを前提とするのではなく、起こるかもしれない可能性を事前に予測することで解決がスムーズになるのだ。問題を解決する際には、原因分析と対策を論理的に思考する能力も併せて重要となってくるだろう。システムエンジニアにはそれだけ多くのことが求められるが、そこがやりがいでもある。システムエンジニアは、コミュニケーションや問題解決を図り、チームプロジェクトの潤滑剤のような存在だ。