システムエンジニアの仕事に就く場合には、システム開発の具体的な技術を身につける必要がある。そのための勉強方法として、専門学校などに通うことが手段としてはある。ただし、本人がシステム開発の仕事にどのようなスキルが必要であるのかについて本当に理解していなければ、エンジニアとしての実質的な技能を身につけるのは難しいだろう。
システム開発のエンジニアとして求められるスキルを身につけるための第一段階として、システム開発の仕事で一般的に使われているプログラム言語の能力を修得しておく必要がある。システムエンジニアの仕事の基礎を成すのは、プログラミングの知識や経験である。そのため、学校ではプログラミング技術の学習について特に基礎固めを行うことに主眼を置く。実際にシステム開発の職場でエンジニアとして働くことになると、プログラムコードを読んで理解したり、あるいは自らコードを組み立てなければならない。プログラミングスキルという基本的な能力の上に、さらにシステム開発に必要となる設計の技能を築くことができる。また学校では、プログラムの機能を抽象化して捉えられるスキルについても、プログラミングにあわせて学ぶことになる。システムの設計段階では、抽象的に物事を考える能力が高度に求められる。必要とする機能について抽象的にイメージし、今度はそれをプログラムで実行できるように具体化することによって、システムの開発ができる。